【お酒】開栓・未開栓・販売できないお酒について

お酒の買取をする際、「未開栓のもののみ」となります。
また、商品価値の有無によって販売が出来ないものがあります。
ここでは買取をして販売が目的ですので、販売出来ないお酒の買取は避けてください。

未開栓とは

栓・コルクなどが空いていない「証明」ができるものという定義となります。

概ね未開栓はフィルムがかかっている、ペットボトルキャップのリングのように開栓すると残るタイプ、紙の帯、樹脂のものなどがあります。

例えお客さんが飲んでいないと言っても栓を開けたものは「開栓扱い」となります。

また、開栓されていなくてもフィルムがない、帯が切れているなど、未開栓を証明出来るものがない場合は「開栓扱い」となります。

開栓されているお酒は販売が出来ませんので、買い取った場合でもヤフオク、卸販売も出来ないので注意してください。

開栓扱いの事例

・フィルムなし

キャップ表面に光沢があり、パッと見ただけではわかりにくいのですが、フィルムがかかっていません。

・キャップが開けられている

ペットボトルのリングのように残る部分が切り取られています。
これは開けて恐らく飲んだ残りと思われます。
リングのタイプのものは切り取られていないかの確認が必要です

・紙帯が切れている、剥がれている

切れている、剥がれていても開栓扱いとなります。
また、以前、非常に古いお酒で伊那へ到着した際、箱の中に取れて落ちていました。
この状態でも開栓扱いとなり、販売できません。
剥がれていなくても少し振動、ダメージを与えたら剥がれそうなものは「輸送時に切れる可能性がある」と考えてください。
例え10万円で買い取りしても輸送中に切れてしまったら0円です。

・フィルムが切れかけている

フィルムが残っていてもダメージが大きなもので、キャップ部分とボトル部分で分離されている場合は開栓扱いとなります。

・樹脂カバーの破損

樹脂カバーが破損して開いてしまっている
これも開栓扱いとなります

・液面低下が大きい、漏れあり

乾いてしまって漏れ跡になっていますが、栓の部分から漏れがあり、外に漏れた跡あり
これも販売できません

・液漏れ進行中

キャップフィルムの部分にべたつきの汚れがあります。
上部の空気穴からお酒が漏れだしている場合、液漏れ進行中ということで買い取り不可、または減額となります。

確認の際、漏れ出しているか、漏れていてべたつきがないか確認

液漏れ進行中の例

・コルク緩みによる液漏れ進行中

コルク栓などでフィルム内に結露があり、緩みがある場合があります。
この場合、輸送中などに液面が揺れ、漏れる可能性があります。
状態が悪いと買取不可、緩みが少なければ減額となります。
(写真拡大して確認ください。結露があります)

・中身の違い

開栓されており、中身が入れ替えたお酒
今回のケースはおそらく、だれかが入れ替え、飾ってあったものを別の方が売りにきたと思われます。
フィルムのボトル側を切り、空瓶に別のお酒を入れて置いてあったと思われます。

・沈殿物
どのお酒でも沈殿物がある場合があります。
沈殿物がある場合はリユースへ確認した方が無難です。
程度、お酒の種類などによって違いがありそうです。

写真はドンペリニヨンで、澱(おり)が多数あります。
写真のものは澱多数、変色しており、飲用としては販売出来ないので買取不可。
ワインも同様

【買取可能なドンペリニヨン】
黄色から黄緑色で浮遊物がない

【買取不可のドンペリニヨン】

赤っぽく見え、振ると浮遊物あり

・コルク折れ

栓のコルク部分が折れています。

折れていない状態

・瓶割れ

瓶の首に割れあり

買取時、液漏れなし、割れている箇所がフィルムの境目の為、目視では見つからなかった
逆さまにして確認など行ったが、漏れなしでニオイもなかった。
その後、移動などで徐々に液漏れしてきた

この事例は見つけることは非常に難しい例です。

逆さまにするなどしてフィルムに液漏れした、ニオイがあるなら判別付く可能性がありますが、その段階で漏れてこない限り判別不可。

この写真は漏れがはじまった段階。首の部分に割れがありますが、漏れがなければ判別出来ない

見えやすくするため、フィルムを切って、拡大(iPhoneで5倍)した写真

買取で止めるのは難しいと思いますが、このような事例もあるので気に留めておいてください。

査定中に逆さまにしてフィルム確認、ニオイの有無で見つけられる可能性があります。

特に高額品は要注意